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紅玉が身をもって経験したその日の出来事の溜まり場。ペースなんてあったもんじゃない。

2017-11
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ぐらり

独善だって偏見だって、推察不足だってイイじゃない!
全ては自己満足のためだもの。

本当に、ただの感想です…
しかも、作品をよく理解できていないという最悪の状況w
ただの自分用メモです orz
感想なんで、ネタばれもばんばんです。

今回は「ゆれる」(公式サイトまだあるんですね~)
2006年・西川美和監督作品。
もともとこの作品に何を期待してみたのか考えてみました。
それは多分、小さな劇場で見られる小さな作品の小さな世界だったのかなと。

そもそも「THE有頂天ホテル」や「踊る大走査線」のような大衆向けエンターテインメントな映画(分かりやすい映画?)がすきなのですが、どうにもこの、方向性が160度ほど違う作品が気になってしまいました。

あらすじとしては、母親の法事で集まった兄弟と、弟の元恋人のもとで起こった転落事故が主軸。
そこから進む法廷と、その中でゆれる人間関係・親子・兄弟・信頼。
兄の人格がゆれ、弟の心がゆれていく。
揺れた先に見えたものは…という感じ。

話の内容だけを追っていても、そこまで楽しめない映画です。
物語の序盤で話にサスペンス的な要素が現れ、裁判を軸として映画が進みます。
しかし、中盤・終盤まで進んできたサスペンス要素は、クライマックスでその主点がぶれてしまいます。
もちろんこの裁判の行方は重要なものなのですが、何だか「あれ?もういいの?」という感じになってしまいました。

要は主役の兄弟をはじめとした心理のゆれと、心の絆と、あといっぱいって感じです。
映画に写らない部分で非常に考えさせられるのです。
事件の真相はどうだったのか、兄はいつから変わったのか、弟は何を見たのか、兄弟がどうなったのか。
あれやこれやを考察して楽しめる、オトナ(少なからず人生を重ねた)なら理解できるかもしれません。
私は正直手に余ってしまいました(馬鹿なだけ)

何がどうなって、どう落ち着くかが明確に提示されないので、もやもやする事請け合いです。

でも、ラストのシーンは良かったです。
弟が兄に呼びかけての、兄の表情。
2時間近く見てきて何だか(後半は特に)その部分のために映画を見てきたのかなと思ってしまいました。

私は明確なエンディングが提示されないものにはハッピーエンドを願う性質なので、今回もラストもラストのあのシーンで、あの兄弟はつながりを持てていたんだろうと思いたいです。

個人的に好きな描写としては…兄弟と幼馴染の女性3人で車に乗り、談笑をしているシーン。
兄と楽しそうに笑う女性の顔がトンネルに入ったとたんライトアップされるのですが、その表情はとてもつまらなそう。
ありがちな表現ですが、割と好きです。
きっとみんな、心の暗いところ(=トンネル)の中ではそういう使い分けをしていますよね…

もうひとつは兄弟の父親の洗濯。
はじめは兄が行っていた選択を父が始め、庭先に干す。
裁判から7年後、もう一度そのシーンが訪れるのですが、その時父親が洗濯ばさみで干していたものは新聞紙。
新聞紙一枚で、とても切ない気持ちにさせられました。

結局最後まで見て面白かったか、と言われると微妙かもしれません。
でも、考えることが楽しい映画です。
香川照之さんの演技が良いです。人のよさそうな顔で激情もあらわせば、死んだ魚のような目をしたり。
オダジョは女と寝とるので、親と見ると気まずいと思います。ラストの「兄ちゃん~」のセリフはグッときました。

何だかこう、小さな映画・小さな世界は分かりにくい。そこがいいのかなと思いながら、私はやっぱりエンターテインメント的な娯楽邦画の方が肌に合っているみたいです…
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